2月中旬に有明アリーナにBSBを見に行った。
www.backstreetboysjapantour2023.com
初めて行った有明アリーナ。
その日はとてもとても寒い日で、手持ちの中で一番温かいコートを着ていたのにぶるぶる震える程。
会社終わりに向かったけど、近くに入りやすいカフェも無く、フード販売も長蛇の列で、お菓子と飲み物を持ってきていなかったらやばかったなあとヒヤリとした。
入ってみて初めて気づいた、あっこれDNAのアルバムツアーだったのか。遅い。
昔の曲はほとんど知っているのに、最新アルバムはあまりチェックしていなかったのだった。詰めが甘い。
DNAの曲ばかりだったらどうしよう…と思ったけど、結果的にはそんなこともない、というより、感激の嵐みたいなセットリストだった。
ステージが始まると、えっこれは夢?みたいな気持ちに。
Kevin, Howie, Brian, AJ, Nickは全員がCDと同じ音声で、ダンスがうまく、最初リップシンクを疑っていたくらい(失礼)、でもどうみてもやっぱり生の声で歌っていた。
信じられない。
しかも変わらずかっこいい。どういうこと。
想像を超えるタレントに脳がバグり始める。
高校の時からBSBの大ファンで、Inrockを毎月楽しみに買っていた。
推しがコロコロ変わり、低音Kevinだった時もあれば、甘ーい声のHowieだったこともあり、ストレートな声のBrianなこともあり、そしていつでも大好きなNick。(AJも歌ウマで好きです)
大学受験をしていた時に、合格したら絶対にBSBのコンサートに行くんだ!というのがモチベーションで毎日頑張っていた。
のに、なぜこんなに年月が経ってからの実現なのか。
タイミングが合わなかったのか、苦学生だったからお金がなかったのか、社会人になったらちょっと熱が冷めてしまったのか、よくわからないけど。
思ったより時間は経ってしまったけど、私の中にとても小さく残っていた高校生の時の私がものすごく喜んで感動して、今の私に連れて行ってくれてありがとう、とお礼を言っているような感覚。
なんか言葉はおかしいけど、"成仏"したくらいのスカッとした気持ちを味わえた。
夢のリスト、また一つ達成。
BSBをよくカラオケで歌っていて、私の歌が下手なせいもあるけれど、なんかいつも思っていたのと違う気がしていた理由が今回初めて分かった。
声が重ならないとBSBじゃない。
どんなに歌が上手い人が一人で歌い続けても多分BSBには近づかず、ものすごい歌が上手い人たちが声を重ねてハーモニーを作った時に、BSBになっていくんだな、と思った。
それにしても、本当なんでこんなにBSBが生でハモると破壊力強いの。
”All I have to give”でやられた。ハンマーで岩のようなストレスを破壊されるような衝撃と、そのまま手を引かれて心地いい海辺に連れて行かれるような。
表現がおかしいんだけど、彼らの生声のハーモニーにはそれくらいの力があって、もう、拝まざるを得なかった(笑)
神様仏様BSB様。
女性は「上書き保存」と言うけれど、推しについてはそんなことも無い気がしていて、
今回私の心の中に"181"というスペース(18歳時の一番いい部屋)は確かに存在して、そこに5人はずっと住んでいて、ずっとその存在は忘れていたけれど、本当に久しぶりにノックして入ってみたら、前と全く同じ感覚で「大好き」の海に自然に入っていける、そんな感じ。
一度でも深く好きになった推し、聴きすぎた曲達は、やっぱり上書きなんてできなくて、自分は気づいていなくても、自分の中のどこかに残り続けているものなんだろうね。
BSBだけじゃなくて、他のこともきっとそうなんだろう。
最近同じように昔の部屋を思わず開けて、また幸せな気持ちになることが続いていて、
人生2週目なのかなんなのか。
とにかく昨日もイヤホンでApple Musicの"はじめてのBackStreet Boys"を大きい音で聴いただけで、嫌なことが消え去って、溶けていくような感覚に陥ったので、
これからもBSBを大事にしていこうと思う。
181に、新曲もどんどん入れていく。
”No place"いいよね!
奥さんとラブラブしているメンバーのミュージックビデオは、BSBに恋する女には若干つらい気持ちもあるけれど(笑)
推しが家族と幸せに過ごしてくれることが、何よりも嬉しいよね。
考え方まで大人になってしまった、もういい歳の私に気づいてそこも楽しい。
見れば見るほどラブラブですね。
早く映像出ないかなあ、これは昔のMV集かな、欲しい。