この前、近所のパン屋でお昼に食パンを買った。
食パンはいつも生協で買っているんだけど切らしてしまって。
15時くらいにおなかがすいて、その食パンを一枚何も付けずに食べた。
あれ…思ったより美味しい。
ここのパン屋で食パンを買ったことは今までにもあるはずなんだけど、こんな美味しかったっけ?
作り方を変えたのか?種類が違うのか? 考えてみたけど、分からなかった。
そしてまたある時。
前回、近所のネットスーパーを登録して使ってみた話を書いたけど、また使ってみて、
今度は鮭の切り身を買ったのだった。
3種類くらいあったけど、一番オーソドックスな、まあお安いもの。
届いた日に冷蔵庫にあまり何も無くて、これまた全く期待しないで、焼いてみると、
家族が「この鮭美味しいね」と言い出すくらい、美味しいのだった。
その他にもネットスーパーで買った野菜が野菜室に入りきらないから、その日に使ってみた。野菜の味がいつもより美味しいの。なぜ。
ここでハタと気がついた。
「これはもしかして鮮度が関係しているのではないか?」と。
今まで一週間分を生協でガッチリ買い込んで、冷蔵庫をパンパンにして一週間で消費をしてきたんだけど、消費期限を考慮して基本的な考え方は、FIFO(First In First Out)だった。そりゃそうだよね。
日持ちが最優先事項だから、なんでも冷凍できるものは即しちゃうし、そうやってずっと保管されたお肉・お魚・野菜も古いものから使う。
パンもそう。家族分をたくさん2-3日分買い込んで、その日に食べることなんでほとんどなかった。
そんなことを考えていると、また思い出した。
ハラダのラスク。
美味しい美味しいハラダのラスクは、買った日に食べるのと、賞味期限ぎりぎりに食べるのとでは全然味が違う。
もちろん、買った日の方が断然美味しい。バターの風味かな。
それで、私の一週間買い溜め方式って、もしかしてそんなに良くないのかな、と考え始めた。便利なんだけど、食材の味が落ちているみたい。
しかも、買い溜めすると、使いきることはないんだよね。何でも多めに買ってしまって。捨てることもたくさんあるし。
もしかして、無駄なのかなあ。
本当は毎日その日に食べるものだけを買いに行くというのが、一番経済的で美味しいのかもしれないね。
でも毎日切れ目なく会議はあるし、買い物なんて行けない。
このバランスを取る方法は、まずは買い物の間隔を少し狭めて、一回に買う量を減らすところからかもしれない。
週1生協、週の途中でネットスーパーでもよさそうだよね。
買うものも、最初から冷凍を買うんじゃなくて生で食べられるものなら、お肉もお魚もその形で買って使う方がいいんじゃないかという気がしてきた。
・できるだけ余らせないこと
・不要なものを買わないこと
・美味しい状態で調理すること
を徹底すると、食材はLast In First Outの考え方がいいんだろうな。
こんなのは飲食店の経験がある方や、料理が大好きな方は当たり前な考え方なんだと思うんだけど、あまり買い物や料理をする時間が取れない仕事をしつつ、結婚、子育てしてきてしまった自分みたいな人は、気づくのが遅すぎたな。
効率>味になってしまっていたのかも。ごめんなさい、家族の皆さん。
それでも自炊は好きだし、できるだけ美味しいものを家族に食べてもらいたいから、
これからは食材の鮮度にこだわって、生活してみようと思う。
新鮮なものを食べて、何か自分の体も変わるといいな。